人生において、「知らないために損をしている」ようなことはとても多くあります。
例えば、同じ商品であっても売っている店によって価格が異なります。
こっちのお店は高いけどあっちの店は安い・・・ということはよくある話ですが、知らなければみすみす高いお店で高いお金を支払って損をしてしまうことになります。
よく揶揄して言われることに、公的扶助等の申請の話があります。
国や地方自治体などから支給される各種手当金や補助金などの制度は、結局「自ら申請しないと何も得られない」ことがほとんどです。
待っていたら行政のほうから「申請して手続きをしたらお得ですよ~」なんて言ってくることは決してありません。
つまり、制度自体を知らないともらえるお金ももらえないし、自ら申請をしないと同じくもらえるお金がもらえない・・・。
→ 知らないと損をしている・・・というわけです。
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老後の収入源として誰もが真っ先に思い浮かべるのは「公的年金」ですが、その金額は決して多額ではなく、したがってほとんどの人は公的年金だけではゆとりある生活を送れない・・・と言われています。
俗に言う「2000万円問題」もその証左の一つです。
そのため、公的年金以外に「私的年金」に該当するモノを持っておくほうがベターであることは疑いの余地もないことですが、各種生命保険会社による個人年金等の「私的年金」に加入している人はそれほど多くないと思います。
これも「私的年金」の一つですが、私が考えるところの「私的年金」というのは、もう少し違うモノです。
民間会社の商品によるその名もズバリ!の「年金」ではなく、それ以外の仕組みによるお金の収入源のことです。
毎月安定的に自分の懐へお金を入れてくれる仕組みを意味します。
具体的に言うならば、例えば「家賃収入」です。
家賃収入は、老後の人生において私的年金の役割を十分に果たしてくれます。
誰しもが仕事(就労収入)で稼ぐだけではなく、仕事以外の収入源や自動的にお金を増やす資産や仕組みを現役時代のうちにつくっておくと老後の生活が安心できます。
その一つの候補が「家賃収入を得る仕組みを持つこと」ですが、家賃収入を得ることは「不動産投資/不動産賃貸事業」とも言えます。
こうした不動産投資を怖がる人もいますが、でも、FXや株式投機などに比べるとはるかに危険度が低い手法です。
しかし、そうは言ってもさすがに無知なままで投資をすることは極めて危険です。
だからこそ、事前にある程度の勉強/知識の吸収は必要です。
まさに「知らないと損をする」ので、「知っておく」ことを貫く姿勢が大切です。
100%完璧になる必要はありませんが、70%程度の知識を得て(つまりは知っておけば)不動産投資に足を踏み入れても損をする危険はかなり回避できると思いますし、むしろ「得をする」ことのほうが大きいと思います。