各種スポーツでは筋トレや反復練習などの基礎・土台があってこそ試合で勝つことができたり、そもそも大舞台に立てる選手に選ばれたりすることができます。
オリンピックや世界選手権など、試合(大会)に出場できる選手は必ず「基礎」を鍛えたうえで「応用技」を身につけています。
だから先達たちは皆「基礎が大事」ということを言っていますし、実際そのとおりだと思います。
でも、基礎作りというのは地味で飽きやすく退屈なことがほとんどです。
そのため、反復していても達成感や充実感を感じにくく、人の性質上「飽きる」ことになり、なかなか続けるのが難しい・・・ということが起こります。
だからこそ余計にこの「基礎作り」を真剣かつ継続的に実践している人ほど強くなっていくのだと思います。
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サッカーでも、パス練や筋トレをせずに派手な足技やオーバーヘッドキックの練習ばかりして大きな大会に出場できる人はほとんどいないと思います。
逆にオーバーヘッドキックができなくても、90分間しっかり走れる選手とか、パスミスが少ない選手などは試合でも重宝される(起用される)と思います。
投資でも「基礎が大事」です。
スポーツや勉強だとよくわかることでも、話が「投資」になるとちょっとピン!とこない人もいるかもしれませんが、やはりどんなことでも基礎/土台が大事で、基礎あっても応用だと思います。
建築物でも基礎(土台)がしっかりしていないと、その上に高層の建築物は建てられなくなります。
お金が絡む話になると人はどうしても目先の利益に囚われがちになり、1ヶ月で資産を◯倍に!・・・といった短期目線のことに意識を向けやすくなります。
そんな短期的なことは投資ではなく投機になりますが、投機であれ投資であれ、基礎を疎かにして派手でカッコ良いことを追い求めるとたいていは失敗します。
サッカーで例えるなら、パス練とか筋トレをしないでオーバーヘッドキックの練習ばかりしているのと同じです。
そんな基礎練習をすっ飛ばして応用技ばかりやっても、本番(実戦)ではほとんど使い物になりません。
大事なのは練習ではなく本番で使い物になること・・・です。
投資でも基礎や土台がとても大事だと気づき、普段からの継続した勉強や投資対象物探しをコツコツと行なう姿勢があれば、きっと将来の美味しい果実を手に入れられます。
応用技をやりたくなる気持ちも分からないではありませんが、まずは基礎固めをする/基礎を蔑ろにしない・・・という意識をしっかり持つことが大切だと思います。