現在のお金の管理をすることは誰にでもできます。
今あるお金の残高を確認すれば良いだけです。
そうした視界を「現在のお金の管理」から「将来のお金の管理」まで広げていくことが大切だと思います。
まずは一歩進んで「今月」必要となるであろうお金を計算し、収支が1ヶ月単位でプラスになるように管理すれば、1ヶ月のお金の管理ができます。
1ヶ月先をまず見ることが大切なのは、ほとんどの人の場合は1ヶ月単位で収入があるから(=給料をもらっているから)です。
もし、これが1週間単位で収入があるのなら、1週間単位でお金の管理をすることから始めるのが良いと思います。
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人は約100年を生きていくことが想定されており、その途中からは「働かなくなるけど生きていかなければいけない」という時期が訪れます。
たいていの人は65歳以降ですが、最近は70歳以降になるパターンが増えつつあります。
100歳-70歳(65歳)で、ざっと見積もって30年以上の年月があるわけで、その間が「働いていないけど(=給料はもうないけど)生きていかなければいけない時期」に該当するわけです。
それを踏まえて「働ける時期(=給料をもらえる時期)」を生きることが自立した生き方であり、大事な考え方だと思います。
「将来の支出」を管理するには、「将来に何が起きているか/将来自分はどんな生き方をしているか」をイメージしておくことが重要です。
冒頭で書いたように「現在のお金の管理をする」ことは誰にでもできますが、「将来のお金の管理をする」ことは、将来のイメージを持っている人にかできないことです。
将来の自分がどんな生き方をしているか?は、ライフプランを作成することで、ある程度イメージすることができます。
簡単なことですが、多くの人はライフプランをつくろうとせず、その日+α程度の視界しか持っていないような気がします。
ライフプランをつくり、自分の生き様を構想し、つれてお金の管理に必要となるマネープランをセットで考えていくと良いと思います。