65歳で定年を迎えてサラリーマンとしての就労を終えたなら、その後約100歳くらいまでの残りの人生(=約35年間)を「貯金+公的年金」で暮らしていくことになります。
ほとんどの人はその収入だけで65歳以前と同水準の生活を維持することは困難です。
しかも、老後の最終段階で老人ホーム/介護施設などに入所することになれば、そこで必要となる費用はそれなりに莫大です。
だから、人はそうした未来があることを踏まえて現役時代を働き、就労し、お金を貯め、自分が働かなくても(働けなくても)お金が入ってくるような仕組みを構築しておくことが大切になります。
そうやって初めて人生終盤までの経済的自由度を構築しておくことが可能となります。
定年が70歳になったり、寿命が100歳まで届かなくても(残り人生が35年であろうと30年であろうと)、それはそれは結構長い年月です。
今の自分の年齢から65歳(定年退職)までの残り年数を計算して、今、自分が働けるうちにある程度の「不就労収入」が入り続ける状態にしておく必要がある・・・と悟ることが大切です。
これらに気づけるか?
そして、それを実践できるか?
この2点がとりあえずは重要なポイントとなってきます。
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「まだまだ先のことだから・・・」と言っていたらあっという間に40歳を過ぎ、50歳を過ぎ・・・社内でも定年までの年数を数えることが多い年代になっていきます。
そうやっていやでも「老後問題」から目を背けることができなくなっていきます。
人が人間として生き続ける限り、必ず生活費としての支出が発生しますし、その分だけの収入が必要です。
ここで一つ確認しておくべきは、
Q.自分は(自分の家庭は)一体毎月生活費にいくらかかっているのか?
・・・まず、ここから計算してチェックしてみると良いかもしれません。
そこから逆算していけば「日々の生活で用意しておかなければいけないお金の総額」を計ることができます。
目を短期から長期へと転換し、時間を味方にして投資活動を行なうと良いと思います。
「不就労収入」が入り続ける状態に早く持っていく意識を持ち、自分が働けるうちに何とか早くその仕組みを手に入れられるよう努めることが大事だと思います。