世の中には、スポーツ選手として日々身体を鍛えている人もいれば、芸術家として創造的に過ごしている人もいれば、小さなお店を経営して地域の人たちと密着して過ごしている人もいれば、写真家・記者として世界を飛び回っている人もいれば、仕事をリタイアして老後を家族と愛情を深めながら過ごしている人もいます。
自分にとっては「普通なこと」であっても、周りの人たちから見れば「すごいよね/あの人らしい人生だな」と思われていたりして「普通ではない」という生き方をしている人は大勢いるものです。
人は人、自分は自分・・・と割り切って、たとえどんな人生を自分が歩もうとも、自分の歩んでいる(きた)生き様に誇りを持ち、自分の人生に感謝する姿勢は大切です。
どれだけミスをしないようにしても、ミスはします。
どれだけ迷子にならないようにしても、道を見失う時はあります。
どれだけ落ち込まないようにしても、やっぱり落胆してしまうことはあります。
誰でもそうです。
ただ、多くの人が「結果」や「気分」に振り回されてしまうのに対して、一流になれる人たちは起きた出来事にむしろ感謝をしてそこから「何らかの学び」を得ようと努め、その結果さらに前進していけるのが大きな特徴かもしれません。
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仕事でうまく成果を上げられた人であっても、いつもいつもそれが続くとは限りません。
失敗するときだってあります。
不思議と何をやっても思ったように進まず、うまくいかないときだってあります。
それでも、そこで腐って立ち止まることなく前を見て歩み続けられるという人は、そこでもさまざまな出来事に一種の感謝の気持ちを持っているからだと思います。
失敗一つとっても、それは将来の成功の布石であり、しかるべき通過点の一つだと思えば、今ここで経験できたことに感謝することができます。
いつも感謝の念を持って歩むことができれば、仮にどれだけ遠回りに見えたとしても、どれだけ道を見失っている時期があったとしても、最後はその人にしか歩めない素晴らしい人生になっているはずです。
自分の道を歩むためには、自分の価値観に沿って進む姿勢を保てるかどうかがカギとなります。
そうした姿勢がなく、日々の出来事や環境に流されるように毎日を過ごしていたなら、永遠に自分の道が見えてこないし確立することはできません。
特にこれからの時代ではそうした「自分の価値観に沿って生きる姿勢」がより重要になっていくと思います。
ここで言う価値観とは「自分が大切にしたいこと」です。
ゴール/目的地/目標とは自分が向かう場所であり自分がどこに行きたいのかが大事なります。
そして、その道中に自分が何を大切にしたいのかが価値観の表われとなります。
ある人は、ゴールへのプロセスで「達成感」を大切にするかもしれません。
また別の人は「経済的収得」を大切にするかもしれません。
どれだけ早く到着するか・・・どれだけ失敗なく進むのか・・・はあまり重要ではなく、それよりも「自分にとって大切なことを大切にできているか?」にあると思います。