小さいころからのお金に関する刷り込み意識大金持ちの家に生まれたごくごく一部の特殊な人を除いて、多くの人は経済的に自由ではない家庭に生まれ育ちます。
いわゆる庶民です。
両親や親せき、友人知人、学校の先生なども庶民が多く、したがって周囲にはそれほどお金を持っていないと思われる人ばかりの中で育つ人が圧倒的に多いと思います。
そうした環境下で育つと、たいていの場合「お金に関する刷り込み」はネガティブなものになりがちです。
周りにいる大人たちはみんな本音では「お金を欲しくてたまらない」のに、表面上はそれを取り繕って子どもには「お金がなくてもいい/お金の話をするのはみっともない、恥ずかしい」という建前論で語りかけます。
純粋な子どもはそれらを耳に親しんで聞いて育ちますから、必然的にそうした価値観が醸成されるのも仕方のないことです。
子どもは「大人の本音と建て前」なんて知る由もないし、わかるはずもありません。
だから、「あ~そういうものなんだな」と理解して、いつしかそれが刷り込まれたまま大人になっていきます。
こうした背景が、すべての人を「お金に対する中立的な立場になること」から遠ざけて、どちらかというと「お金に対するネガティブ感情」を抱かせてきたのかもしれません。
子どものうちは親に保護されているのでまだ良いとしても、お金に関して正しい知識や教養を身につけないまま成人となって社会に飛び出していくのは、ある意味ではキケンなことです。
だからこそ、どこかで「お金の教養」を身につけ、お金に対する感情を中立的なもの、もしくはポジティブなものに変換していくことが大切となります。
それができれば、その人の人生は新たなものへと切り開けます。
自分がこれまで得てきた情報や、無意識のまま受け取ってきたお金に関する価値観などについて、一度ゼロベースで自分なりにとことん考え抜いてみると良いと思います。
そうやって「これまでの常識観」の殻を破った時、経済的自由への一歩が踏み出せるかもしれないですね。