資産形成/運用をしてみよう!と思い立つ人はけっこういると思います。
でも、その次の「実際にやってみる」という第一歩を踏み出す人はおそらく少数だと思います。
さらに「継続して何年も行ない続けている」という人になると、その数はかなり少なくなると思います。
資産形成や運用で大切なことは、投資手法などにあるのではなく、いかに投資活動を継続していくか・・・という点にあるような気がします。
継続は力なり・・・で、長期にわたって運用を継続している人ほど、その運用成果は順調だと思われます。
多くの人が途中で止めてしまう/継続できない、というのは裏を返せば、そこで躓いているから/失敗して続ける意欲が失せてしまったから・・・です。
誰だって失敗することが楽しいわけではないし、やはり投資・資産形成をするならそれなりの結果が欲しいところです。
つまり、始めた当初よりも資金額全体が増えていないと面白くありません。
逆に減っていたなら、「つまらない/面白くない」という気持ちが先に立って、どこかの段階で止めてしまうのも無理はありません。
継続するためにも、「投資資金を減らさない/少しでもいいから実入りを増やす」ように努めることが大切です。
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また、資産運用を始めた後は、「当初投じた元金を取り崩さない」ことが重要なポイントとなります。
投資対象物(=株式や不動産など)をある段階で売却して現金化することも確かに一手ですが、そのときに留意すべき点は現金化したお金をそのまま投資用にプールしておくことです。
決して、手元に引き出して消費活動に費やしてはいけません。
唯一やむを得ないのは、突発的な病気やケガ、家族の介護などで急な出費が必要となった場合だけです。
それ以外は、資産形成を継続するために日常の生活費・ぜいたく品の購入などとは一線を画しておくことが大原則です(投資で得られる派生益をもとに生活を組み立ていてるパターンならその範囲内での出金はOKです)。
せっかくはじめた資産運用(投資)も、途中でやめてしまったり、一時的に値上がりしたからといって売却してしまったら、十分な資産を作ることはできません。
資産運用を継続していくことは、実は想像以上に我慢が必要かもしれません。
だからこそ、「資産運用は仕組みとルール化で解決する」ことを念頭に置いておくと良いと思います。
その「仕組み/ルール」は自分で決めるものです。
どんな仕組み/ルールを作ってどう起動させ運用していくかはすべて自己責任のもと、自分で決断・実行していくものです。
大事なのは、
1.感情に左右されないように仕組みで動かす
2.投資元金を引き出して無駄遣いしない
ということを忘れないことにあると思います。