平均・・・に惑わされてはいけない
2020-5-13
日本人はとかく横並び意識を持ちがちで、「赤信号、みんなで渡れば怖くない」というブラックジョークもあるくらいです。
周りの動向に合わせて行動する・・・というのは決して悪いことではないのですが、これが統計上の「平均値」に惑わされて、「平均がこうだから・・・」といって自分を平均と同じ数値に合わせようとするのはうまくないと思います。
たとえば、一家4人家族の食費の平均値が6万円だというデータがあるとします(あくまでも仮定の話です)。
仮に、その根拠が「食費3万円の家族と食費9万円の家族がまったく同じ数だけいた」ために(3万円+9万円)÷2=6万円となっていたなら、この「食費6万円」という数字にいったいどれほどの意味があると言えるのか?
→ まったく意味はない!と言えます。
食費3万円の家族が、「平均は6万円だから今の2倍の食費をかけるのが自然だ・・・」と思うのはキケンです。
食費9万円の家族が、「平均は6万円だから、あと3万円節約しなくっちゃ」と思うのもナンセンスです。
大切なのは「周りがどうなのか?」といった横並び意識ではなく、「実際に自分の家計はどうなっていて、それで家計が成り立っているのかどうか?」にあります。
食費が9万円でも1ヵ月の給料が100万円あるなら特に問題は無いでしょうし、逆に食費が3万円でも1ヶ月の給料が10万円だと節約が必要かもしれません。
他人と比べて横並び・・・を意識してもあまり深い意義はありません。
それよりも「自分ならではの考え方」で、誰にも迷惑をかけず、経済的に潤っているなら、それで十分だと思います。
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