年収1000万円とは、時給3500円~5000円のこと・・・?

2020-5-12

サラリーマンにとって「年収1000万円」というのは一つの憧れであり、夢かもしれません。

 

年収1000万円は給料とボーナスを足した額ですから、一般的に言えば1ヶ月あたりの給料(額面)は70万円前後になると思います。

 

1ヶ月あたりの勤務日数は約20日なので、70万円÷20日=35,000円となり、さらに、1日あたりの就労時間を10時間とすると、35,000円÷10=3,500円。

 

つまり、サラリーマンの年収1000万円というのは、時給3,500円で1年間働き続けるようなもの/1日当たり35,000円を稼いで12ヶ月間働く・・・と思えば、だいたい当たりになると言えます。

 

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賞与がまったくない、と仮定し、別の角度から計算してみます。

 

サラリーマンの場合、年間休日は約115日です。

 

つまり、365-115≒250日が実就労日数となります。

 

1000万円÷250日=4万円なので、1日あたり4万円の給料を稼げば年収1000万円となります。

 

1日10時間就労とすれば、時給4,000円となりますし、1日8時間就労とすれば時給5,000円となります。

 

つまり、まとめると、年収1000万円のサラリーマンとは、時給3,500円~5,000円の人だと言えます。

 

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時給3,500円~5,000円の仕事というのは、アルバイトの求人雑誌をひっくり返してもほとんどないと思います。

 

アルバイトでそれだけの時給を稼げるのはかなり限定された職種(俗にいう水商売や何らかの士業)くらいです。

 

少なくとも、一般事務でそれだけの時給を出してくれるところはほぼ皆無と言って良いと思います。

 

サラリーマンで年収1000万円を希望する人は、自分の時給が3,500円~5,000円になれるか(なる可能性はどれくらいか)?自分の仕事にそれだけの価値があるか?会社にそれだけの余力があるのか?・・・などを考えてみると、そこからの意識の向け方に気づけると思います。

 

すなわち、方向転換の必要性について・・・です。

 

まあ、机上の空論的な面がありますので一つの参考程度で構わないと思いますが、年収1000万円を給料・賞与だけで得ようと思えば「時給3,500円~5,000円を出してくれる職種・会社」を選ぶことが大切だと思います。

 

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