現代社会において、何かを提供してその対価としてお金をいただくということは当たり前のことですし、もっと言えば商品を売らないと経済がまわりません。
そうした「売る」ということを一般的に「営業活動」と呼びますが、大事な営業の仕事なのにその業務に就くことを敬遠する人は多いと思います。
つまり、好んで営業職に就く人は少ない・・・ということです。
なぜか?
いくつも原因がありますが、最大の原因は「人は他人から売り込まれることを嫌がり拒絶する傾向があり、営業の仕事にはそんな拒否をされることが多いので心がくじけてしまうため」・・・だと思います。
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この「営業=悪」にも近いとらえ方をする人は案外多いかもしれませんが、ビジネスマンは決してそうはとらえません。
借金に良い借金と悪い借金があるように営業にも良い営業と悪い営業があります。
悪い営業とは、購入者側のことを考えずに販売者側の便益しか考えていないような営業活動です。
自己利益の追求ばかりの営業です。
良い営業とは購入者側のことをしっかり考えた「顧客便益の追求」を前提とした営業活動です。
つまり販売者側から押し付けるものでもなければ、騙してテクニカルに買わせるものでもなく、商品を得ることによって購入者が悩みや不安を解決できてより良い世界へ導かれるようにする営業活動のことです。
それが営業の本来の姿だと思いますし、そのようにリーダーは自社の営業部門を指導していくことで経営は安定していくと思います。