営業力とは「営業対象となっているモノの価値や自己が持っている価値を相手に認めてもらう力」とも言えます。
「口頭/会話」で相手に伝えることが従来の一般的なやり方で、付随して「文章/イラスト」などを使うこともよくあるやり方でした。
最近は、そうしたことに加え「映像/動画」を用いるケースが増えてきました。
いずれにしても、営業力というのは大小・高低の差はあれ、すべての人に必要な能力の一つだと思います。
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営業力とよく似た概念の一つに「交渉力」というのがあります。
交渉においての理想は、相手が自然とそれを選択せざるを得ない環境を作り出すことです。
そでができれば交渉は比較的スムーズに進みます。
逆に言うと、それができないから交渉がなかなか進まない・・・です。
多くの選択肢を互いに持つようにすると、相手の利害と自分の利害のバランスをうまく調節して両者にとってより良い結果を選び出すことが可能になります。
交渉ではまずは複数の選択肢を自分が持つことから始め、次いで相手にも複数の選択肢を用意してあげることを意識すると良いと思います。
単発の取引なら一人勝ちもありますが、長期の取引なら相互に利益がなければ続かないことも配慮すべきです。
また、相手からの提案や譲歩があまりにも魅力的だったとしても、すぐに受け入れるのではなく、相手がそのカードを切ってきた背景を読み取るというワンステップを踏むことも大切です。
そうすることでその場ではすぐに見抜けなかった裏側の何かに気づけるかもしれません。
いずれにしても、交渉はなかなかに難しいものですが、根気よく相手との相互利益バランスを組み交わす過程を楽しむ心の余裕をもって臨みたいものですね。