使わないと損/使ったら損・・・どっち?

※当サイトは個人ブログです。アフィリエイト、対価の伴う商品紹介等は一切行っておりません。
※当サイトのイメージ画像は https://pixabay.com/ 様に登録されているクリエイター様の制作画像を利用しております。
※当サイトのイメージ画像は、Pixabay様の定める「コンテンツライセンスの概要」を遵守し利用しております。

日本人はお金を貯金して後生大事に貯め込んだまま死んでいく・・・と揶揄されることがよくあります。

 

根底にあるのは「使ったら損する」という考え方かもしれません。

 

・・・・・・・・・

今から200年ほど前、日本にはサムライという人々がいて、彼らは人殺しの道具として刀を身に付けていました。

 

ひとたび刀を抜いたら、相手を斬って殺すか、自分が斬られて死ぬかのどちらかになる・・・わけで、場合によっては相手を殺してもその後に自分の切腹もあり得るので、サムライたちは極力、如何にして刀を抜かずに争い事を鎮めるか/勝負を決めるかを考えていた・・・とも言われます。

 

刀は「使ったら損する」ものの一つだったのかもしれません。

 

勝海舟なんて刀の鯉口を紙縒りで綴じていたそうですから、まさに「いかにして使わないでおくか」・・・です。

 

「使ったら損」の価値観が見て取れます。

ところが欧米人は「持っているなら使わなきゃ損だ」と考える傾向が強く、「使わなくて済むのなら初めから持たなきゃ良いでしょ」・・・といった価値観が根付いています。

 

そしてこの考え方の違いはビジネスの場でも現れます。

 

例えばアメリカでは資本は道具と考え、これを如何に有効的に使い倒すか・・・という観点で発想します。

 

日本では使いもしないで内部留保をしてとっておくのが好きなようで、表面的には「いずれ、何かあったときの備えとして」とは言いますが、その実、真剣に考えての行動をとっているとは思えません。

 

最近は弱まってきましたが、「株の持ち合い」というのも日本独特の珍現象で、もっと直接リターンを求めるお金の使い方があるはずなのにわざわざ効率悪いやり方で資本を眠らせておくのが日本流でした。

 

これは人材に対するとらえ方にも出ていて、アメリカでは入社してから如何に短期間で成果をあげて貢献してもらえるかを考えますが、日本では鷹揚にほったらかしたままで知らんぷり・・・だったりします。

 

「使わないと損する」は、アングロサクソンを中心とした価値で、「使ったら損する」はズバリ日本人的価値観といっても過言ではないような気がします。

 

どっちが良い・悪いではなく、時と場合に応じて自分なりに考えて使い分けるくらいの意識を持っていることが大切だと思います。

 

日本人は欧米には無い「もったいない」という概念を持っている民族ですから、「使ったら損する」というのもそうした背景があってこそなのだと思います。

 

使わずに、持っているだけで、場合によってはチラリと見せことでその威力を発揮させる・・・これはまさに核兵器同じです。

 

お金についても改めて「使わないと損/使ったら損」のどっちなのかを自分でよくよく考えて上手にやりくりしていくことが大事になっていくと思います。

 

※当サイトは個人ブログです。アフィリエイト、対価の伴う商品紹介等は一切行っておりません。
※当サイトのイメージ画像は https://pixabay.com/ 様に登録されているクリエイター様の制作画像を利用しております。
※当サイトのイメージ画像は、Pixabay様の定める「コンテンツライセンスの概要」を遵守し利用しております。
澤井豊、連載!
人気不動産投資サイト「楽待(不動産投資新聞)」で連載中!
今すぐこちらをクリックしてご覧ください。




あなたを「経済的自由人」に導く教科書をぜひお読みください!

電子書籍シリーズ11作品は、すべてKindle読み放題対応です!
・お金の教養シリーズ5作
・ビジネス人生論シリーズ2作
・組織マネジメントシリーズ4作

【お金の教養シリーズ】

『30代40代サラリーマンのためのセミリタイア入門』(お金の教養シリーズ5)【まずは本作から!】

『成功する人のお金の貯め方』(お金の教養シリーズ4)

『「稼げる人」になりたい人に贈る本』(お金の教養シリーズ3)

『投資して成功する人、浪費して貧乏になる人』(お金の教養シリーズ2)

『エグゼクティブ・シフト~人生を変えるお金の成功思考』(お金の教養シリーズ1)

【ビジネス人生論シリーズ】

『経済的自由を目指して自分の人生に一歩踏み出そう』(ビジネス人生論シリーズ2)

『年収1,075万円を稼げる人の条件』(ビジネス人生論シリーズ1)

【組織・マネジメントシリーズ】

『あなたが上司になったら最初に読む本』(組織・マネジメントシリーズ4)

『仕事運・金運・財運を上げる「ビジネスマン思考」24のルール』(組織・マネジメントシリーズ3)

『上場企業流!伸ばす経営術』(組織・マネジメントシリーズ2)

『真の企業リーダーとなるための教科書』(組織・マネジメントシリーズ1)

【紙書籍】

『サラリーマンが経済的自由を得るお金の方程式』

『サラリーマンのためのビジネスマン研修・ヒント100』

澤井豊の著作一覧
記事について
転載・寄稿のご依頼について

★ブログご購読はコチラから
follow us in feedly
ホームページ、SNS
http://newofficesawai.com/

Twitter

Facebookページ

関連記事

投稿カレンダー

2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

注目のお勧め記事!

  1. 2024-5-12

    「収入ー貯蓄=支出」という行動を実践できていますか?

    「お金持ち」とまでは言えなくてもそれ相応の貯金・資金のある人たちは、共通して「収入ー貯蓄=支出」とい…
  2. 2022-4-27

    福の神は善行者に試練を与えることで「福」を導いてくれる?!

    「福の神」という言葉があります。 日本では、福の神が付く人は「人知れず善いこと(善行)を繰り返…
  3. 2017-3-4

    キチンと行えば不動産投資は怖くない

    不動産投資をしている人と不動産投資をしていない人では、私が知る限りでは不動産投資をしている人のほうが…
  4. 2017-4-5

    「間違わない」ことより「間違いに気づく」ことが大切です

    人は誰だって間違うときがあります。 完全完璧な人間なんていません。 大事なのは「間違った…
  5. 2018-7-6

    見逃しの三振ほどもったいないことはない

    野球ではアウトを3つとれば攻守交替となります。そのアウトの取り方/取られ方にはいろいろありますが、攻…
  6. 2018-2-6

    ビットコイン(仮想通貨)がインフレ起爆剤になるか?

    580億円分の仮想通貨「NEM」がコインチェックから流出した問題についていろいろな説が囁かれているよ…
  7. 2020-3-6

    稼げるときは勢いに乗って稼ぎまくろう!

    自分は元気で健康であっても、家族が病気になったり健康でなくなったりする場合があります。 &nb…
  8. 2017-11-28

    副業禁止→副業解禁ですが・・・・・・

    最近のニュースの一つに、複数の大手企業で「副業を解禁した」というのがあります。 IT関連企業を…
  9. 2018-3-4

    「自信がある人」の共通点とは?

    自分に自信を持つことは、平常心を保てることにつながりますし、いろんな局面でその自信が良い方向へ物事を…
  10. 2019-7-24

    すべての人が「投資」を学ぶべき理由とは?

    大学生が卒業して社会に出たとき、ほとんどの人の財布の中身はほぼ横並び状態で、大きな差はまだついていま…

澤井豊の著作一覧

ページ上部へ戻る