サラリーマンの中には他者に何かを言われると、反射的に口を開いて反対意見をする/反論する/言い訳をする・・・というタイプの人がいます。
そうした人はどちらかというとマネジメント力に劣る人に多くいると思います。
思いついた事をそのままストレートに言葉にしているだけで、そこに何の戦略も戦術もありません。
そういう人が上司になると厄介ですから、上層部はそんな人を管理職に就けないように心を配ることも必要です。
マネジメントで大切になってくるのは、言語等によって相手に何らかの変化をさせること・・・です。
口は災いの元・・・とも言われますが、後々のことをよく考えないで思いついたままに言葉を発するのはサラリーマン社会で上手に生き抜いていくには悪手の一つだと思います。
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管理職・部下を持つ人は、「自分が主体的に言う」ということの前に「何をどう言うのが効果的か」という思考が必要です。
マネジメント力の無い人はここに時間を使おうとしません。
マネジメントと一種の戦いにおいて作戦を練らずにタダの思いつきで突き進む・・・というのは、是即ち負けを計画するようなものです。
部下マネジメントでは、部下に(強制的に)やらせようとするのではなく、「やりたくなるように仕向ける」とか「やらない理由を排除する」とか「やれる環境を作ってあげる」ということが重要になってきます。
「やらせようとする」とは別のスキル・言動が必要です。
ただひたすら直線的にそのときに言いたい事を言ってそれでお終い、それで伝えた気になっているようでは管理職は務まりません。
「マネジメント力/相手を動かす手法」を身につけるためにも、会社内ではその場で思いついたことを何も考えずそのまま口にしてしまうクセをなくすように努力することも大切だと思います。