営業マンが存在する意義とは、「もしも自分が存在しなかったら購入してもらえなかったお客さまに購入していただくこと」・・・です。
自分がいなくてもそのお客さまが自社商品を購入してくれていたとすれば、それはそれでOkな話で、営業マンの存在意義はありません。
「購入をためらっているお客さま、購入するつもりがなかったお客さま」に購入してもらう(=お金を支払ってもらう)ことができたときにはじめてその営業マンの存在意義が浮かび上がります。
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営業マンは、その営業トーク(セールストーク)にも気をつける必要があります。
セールストークが上手ければ上手いほどお客さまが購入してくださり、会社(お店)としては売上が上がります。
それはそれで良いことなのですが、強引で騙すような内容が含まれているセールストークだとうまくありません。
「売れた」という結果はオーライでも、その過程(=プロセス)に誤りがあるからです。
プロセスオーライで、その結果、商品も売れた・・・という流れが重要です。
つまり、営業マンのセールストークは「適切」であることが求められます。
では何をもって適切と判断するか?
それはこうです。
1.お客さまが購入したことを悔やまない
2.たとえ後悔したとしても、その原因を営業マンのセールストークのせいにしない
この2つの条件をクリアしていることが必要です。
もしも、お客さまが後悔したり、その後悔の原因を営業マンのセールストークに求めるようなら、お客さまの持つ恨みは深く、決してリピート顧客にはなりません。
しかも、周囲に悪評を広めます。
その結果、商品・サービスはどんどん売れなくなっていきます。
目先の売上に目が眩んで、将来の売上をなくしてしまうような営業姿勢はNGです。
営業の職にある人は、適切な営業トークを駆使できる営業マン、そして存在意義の高い営業マンにることを目指して日々頑張ってもらいたいと思います。