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人が集中して何かを行なえるのは45分から90分程度と言われます。
だから、小学校の授業時間は45分から60分くらいだったり、大学の講義の時間は60分から90分くらいに設定されています。
会社内でも会議を行なうときはだいたい1時間から2時間くらいの設定で行なわれます。
少し論点はズレますが、労働基準法でも「使用者は、労働時間が6時間を超える場合においては少なくとも45分、8時間を超える場合においては少なくとも1時間の休憩時間を労働時間の途中に与えなければならない」と定めれています。
そんな「時間の量」を経て人はある程度の充実感・達成感・満足感を得るわけですが、それよりもっと深く、多く、より高い充実感・達成感・満足感を得られるのは「成し遂げたという事実の積み重ね」によることのほうです。
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充実感・達成感・満足感は「時間の量」からやってくるのではなく、「行動の質」からやってきます。
「充実感は時間の長さで増えるわけではない」というトラップには気をつける必要があります。
充実感は「成し遂げたという事実が自分に与えてくれる達成感」から湧き出てくる感情ですし、「自身が成長したという喜び」が与えてくれることもあります。
充実感が感じられないな・・・と思うときは、「成し遂げたという事実が存在していない」か「成長が起きていない」ときです。
逆に言えば、これらが感じられるときは充実感をより深く感じられます。
成長とは「できなかったことができるようになること」ですから、自分の居心地が良いコンフォートゾーンを超えて新しいレベルに挑戦・実現することでもあります。
会社・社会で活躍する人たちが挑戦する姿勢を崩さないのは、それが彼ら・彼女らに成長をもたらし、より深い充実感を与えてくれるからかもしれません。
サラリーマンの人で、もし仕事に充実感をあまり感じられないとしたら、それは単に時間をかけているだけで集中している時間が短かったり、あるいは「挑戦不足」による・・・と解釈すると良いと思います。
人は、「挑戦=不安/恐怖」、「新しいことをする=面倒くさい」と思いがちです。
そのため「挑戦」よりは「現状維持」を欲しがちですが、ことビジネスにおいては「現状維持は後退と同じ」ですから、そうした姿勢は改めることが必要です。
「現状維持へ」と向かうと一時的な安心感を与えてくれるかもしれませんが、しばらくすれば不安/恐れ/焦りへと流れ行き着きます。
目先の安心感を求めるがあまりに将来の安心・安定を放棄することが愚策ですし、特に年齢が若いときほど目の前の苦労は買ってでも行なうくらいの気概があって良いと思います。