
選挙が近づくと、各政党は票を集めるためにいろいろ耳に聞こえが良い政策を打ち出してきます。
いちばん目に付くのは「減税あるいは給付」といったお金関連の政策です。
それだけ「お金が欲しい」と思う選挙民が多いということかもしれません。
お金がすべてではない・・・と表面上ではカッコつけていても、本音ではやはり「お金が欲しい」ということは否めないようです。
ラクして、何もせずに、黙っていれば自然とお金が入ってくる・・・というのは誰でも嬉しく思う/有難く思うハズですが、それに甘んじて慣れきっていると、やがてはそうした環境から抜けられなくなる恐れもあるので要注意です。
所得が少なくて税金を免除してもらう側でずっといると、いつしか依存体質に陥ってしまいます。
仮に、もし日本が本当にダメになったら、そんな依存体質の人は阿鼻叫喚・・・です。
ちょっとは依存するところがあっても、基本的に自立して生きている人には生きるための選択肢がいくつも見えてきます。
極端なことを言えば、身の危険を感じるくらいに日本の治安が悪くなったら、しぶしぶながらでも海外に逃れることが可能・・・という選択肢を持っていられます。
選択肢が多いということは、言い換えれば「分散可能」ということです。
分散できる(特にリスク)ことは身を守ります。
分散することができず、一点集中だと危険度が上がります。
その一点がコケたら(消滅したら/無くなったら)すべてアウトです。
逃げ場がありません。
分散可能/選択肢が多い・・・ということは、経営マネジメントや営業活動で言えば「代替案を複数用意している」ことと同義です。
それができる経営者やリーダーや営業マンは「慌てることがない」し、慌てないから「平常心を保てる」わけです。
「何が起きてもその時々に対応できる」ことが大切で、そうができなければ淘汰されるだけ・・・というのが経済的にも社会的も世の中の摂理だと思います。