お金は生きていくうえで必要です。
でも、それが十分条件ではなくて、人が幸せに生きていくためにはお金以外にも必要な要素が多々あると思います。
よく「お金を稼ぐことはその人がどれだけ世の中に役に立っているかを計るモノサシになる」・・・と言われますが、経済的には収入が多くてもあるいは会社内で職位や名誉を手に入れていても「心が満たされているかどうか」は別モノです。
「満たされている」のは自分の欲望が満足できるレベルにあるときに多く、それは人によって個人差があります。
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そもそも人間に金銭欲があるのは、お金を使って「何か」を得たいからです。
人の金銭欲を分類すると、たとえば「仕事」・「体験」・「健康」・「日常生活」などに分けることができます。
さらに仕事の中には「スキルアップ」や「自己重要感の満足」などがありますし、体験の中には「遊びや旅行やスポーツ」などがあります。
健康にも「身体的健康や精神的健康」などがありますし、日常生活には「家族のことや生活道具や住む場所や環境」などもあります。
そうした細かいことをいくつでも良いので、自分なりに分類して自分が持っている金銭欲の中身を洗いざらい明確にすると、何かの方向性が見えてきます。
それは、自分が求めている一種の理想的な生き方です。
分類したら(書き出したら)、それらが今はどの程度満たされているか、自分なりに点数や%をつけてみると、何が充足していて何が不足しているかが見えてきます。
すると、これからどんなところに重点を置いてお金を稼いで使っていこうか、何のためにお金を稼ぐのか・・・などに意識を向けることができます。
そうやって、毎日の生活や仕事に一種の刺激を与えてみるのも大事なことだと思います。