
今年6月の厚生労働省が発表したデータによると、日本の40代男性の平均年収は依然として500〜600万円台に停滞していて、かつ可処分所得は減少傾向にあるそうです。
巷間よく言われるように「老後に年金だけで生活するのは厳しい」というのは決して間違いではありません。
40代サラリーマンはそのことをしっかり認識しておく必要があります。
そのうえで、早期に手立てを講じることが大事です。
40代サラリーマンにとっての悩みは収入だけではなく、上司と部下の板挟みになる中間管理職のストレスがあったり、教育費・住宅ローン・老後資金という経済的負担の三重苦があったりします。
ふとした瞬間に「このままでいいのか?」と自問することもあると思いますが、自問しただけで終わらせず、そこから何らかの解決策を見つけることが大切です。
また、自分では何らかの努力をしている(つもりな)のに、その努力が「年収アップ」につながっていないとしたら、その根本的な原因は「就労」という構造にあるのかもしれません。
「サラリーマンとして働く」というお金の稼ぎ方は、基本的に「時間」を「給料」に変える仕組みです。
職種や業種にもよりますが、基本的には会社の給与テーブルに収まってしまう以上、サラリーマンという雇われの身で爆発的な収入増は望めません。
努力をしても構造が報いてくれない・・・。
これは多くの40代が直面する大きな問題の一つです。
必要なのは「努力の方向性を変える」という意識を持つことであり、これからの数年間で「何に対して努力するか」という方向性を正すことです。
それには決断が必要です。
「サラリーマンとして働く努力」にこだわるのではなく、「自分で価値を作り出す仕組み作り」に努力を移行することがコツです。
正しい努力をすれば報われます。
可能性は誰にでも開かれています。
同じ時間に、同じ場所で、同じように働いているとしても、その努力の「方向性」を変える・・・という発想を持つと、時間が経つほどに効果面で違いが生じてくると思います。
























