自己啓発を意識して行う人はあまりいないと思います。
無意識のうちにやっていることが、実はそれを世間では「自己啓発と呼ぶ」・・・になっていることが多いと思います。
そんな自己啓発ですが、あえて意識をして行うなら、大切なポイントは「自分の力で変えられるものに焦点を当てる」ということです。
反対に言えば、「自分では変えることができないことに焦点を当てない」ということも大切です。
そんな「自分では変えることができない」ものの一つが「過去(の事実)」であり、一つが「他人」です。
自分の過去の「事実」は変えることができません(ただし過去の事実の「評価」を変えることはできます)。
良い悪いは別として、現在の自分自身があるのは 「自分の過去」があるからです。
その過去を変えることはできませんが、これから迎える未来・・・自分の将来を変えることはいくらでも可能です。
変えられない過去に焦点を当てるのではなく、変えられる未来に焦点を当てることが「自己啓発の基本」にあります。
ただし、気をつけることが一つあります。
現在の延長線上に未来を置き、何も行動を起こさないなら、未来は何も変化しません。
未来が変化するのは現在の延長線上ではないところに自分の身を置いたり、自分自身が今とは違う別次元の行動を起こしたときだけです。
何も行動しなければ未来は変わりません。
それには、むやみやたらに動くのではなく、キチンと未来に「目標」を設定して、そこから逆算して現在に線を引き、その線上に乗っかることが大事です。
いずれにしても、変えられないことに時間を労力を費やしても意味がありません。
どうせ費やすのであれば自分の力で変えられるモノに焦点を絞ることが大切です。
そういう意味では、自己啓発はやはり自分の決断と行動にかかっていると言っても過言ではないですね。