不測の事態が生じたり、長年解決できていない問題を抱えていたりすると、人は誰かが突然現れてそれを解消・解決してくれないかな・・・と淡い期待を抱いたりします。
言わば「白馬に乗った王子様」に憧れるわけです。
困っているときに、そばで誰かが「案ずるな、心配するな、私があなたを救ってあげよう!」と言ってくれることを夢見るわけです。
白馬にのった人は王子様に限らず王女様あっても良いわけで、悩んでいる人にとってはすべからくよく見えるものです。
ところが、残念なことにそう易々と白馬に乗った王子(王女)様は現れません。
いつの時代もほとんどの場合において、実は「その白馬の王子様は自分自身である」・・・ことが多いものです。
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何かに不満や怒りを感じている一方で、何が欲しいのか、何がしたいのかわからないでいる人も多いと思います。
自分で自分のことがよくわかっていない人です。
手段でしかなかったことがいつしか目的と入れ替わって、何が目的だったのかあやふやになっているような人です。
今一度、自分の行動を整理し直して、目的と手段とを分けることが大事だと思います。
不満は常に生まれてくるものです。
そして、人々はいつもその不満を他者のせい(場合によっては外国人や親や先生や上司のせい)にします。
なぜなら、そうするのが一番手っ取り早いし自分を傷つけずに済むからです。
でも、そうやって自分の無限の可能性の扉を閉ざすのはうまくありません。
誰か・・・白馬の王子(王女)様を期待するのではなく、自立して自分の手で解決へ導く(たとえ誰かの手を借りるとしても最後は自分で決着をつける)、決断するのは自分自身!・・・という考え方をもって生きるほうがベターだと思います。