4月から社会人となった新人君たちは、毎日仕事が忙しくて本を読む暇などないかもしれません。
でも、自分の周りの人が本を読まないとしても、自分だけは何とか時間をつくってビジネス書やビジネス雑誌を読む習慣を身に付けておくと、いずれきっと役に立つと思います。
ビジネス書を読むときは、もちろん普通に読み始めていけば良いのですが、頭の中でちょっとした「ゴール」を明確にしてから読むと、読み方がぜんぜん違ってきます。
ここで言う「ゴール」というのは、その本のタイトルや前書きを読んで、「よしっ、これを読んで○○に関しての教養を深めるぞ!」といった感じです。
「何を学びたいのか、何のために読むのか」を明確にしてから本を読み始めると、読んでいる過程での思考回路が変わってきます。
つまり、目的意識があるだけに、それに関連する情報が出てきたときには、脳内でアンテナがピピッと反応するわけです。
漫然と何も考えないで読んでるときには気づかないような「著者の行間の意図」にも気づけるかもしれません。
これも一つの訓練です。
そうした意識で読むの読まないのとでは、冊数を重ねていくほどに吸収スピードが違ってきます。
同じ本を読んだとしても、何らかの学びを得て活用できる人がいる一方で、何も学べずにお金と時間をムダにしてしまう人もいるのは、一つにはこうした「ゴールの意識」をもって読んでいるかどうかが関係していると思います。
本の内容に問題があるわけではありません。本の内容ではなく、やはり読んでる人の「心の姿勢」に問題があります。
ビジネス書を読むときには「ゴールを明確にして読み始める」ことを意識して、後はとにかく数量を多く読むことをおススメします。