人は何かうまくいったときに、自分で勝手にそのうまくいった原因を 「〇〇だ」と決めつけたりします。
本当はそれが原因ではなくて別の「△△」が原因なのかもしれませんが、真偽のほどは誰にもわかりません。
同じように、何かがうまくいかなかったときに「▼▼」が原因だと勝手に思いますが、ホントは「■■」が原因かもしれないですね。
また、「自分が間違ったことをした!」と気づいているなら、うまくいかなくてもあまり悩まないのですが、自分では 「正しいこと/適切なことをした」と思っているうちは、うまくいかないとさんざん悩むものです。
何がいけないんだ・・・? と。
つまり、人が苦しむのは「正しいことをしている」と自分では思っているのに「うまくいかない」ときだと言えます。
正しいと思っていたことが、実は間違っていた・・・と気づくまで人は諦めることができないものです。
言葉で言うのは簡単ですが、実際に行動として実践するのは結構大変です。
自分で正しいと思っていること、間違っていると思っていることを他の人がどう思っているのかを確認してみることは大切です。
そこで世間の常識を知ることができます。
自己主張だけにしがみつくと、過去に囚われ続けることになり、どんどん頑固になっていきます。謙虚さが失われていきます。
素直になることが大事ですね。
同じことでも処(ところ)変われば評価は変わりますし、時代が変われば同じく評価は変わります。
固定概念に固執していたら、人間社会では円滑に生きていくことは難しいと思います。
うまくいかないことがあるときは、きっと自分が気づいていない何かが間違っているからだ・・・と「気づく」ことが大事だと思います。