「イザ!という時に強い人」というのは、イザ!という時になる前から何かに打ち込み続けている人に多くいます。
時代の流行に目を奪われて、ブームだからとあっちへ行ったりこっちへ来たりしてフラフラしている人は自分の中の軸が定まっていないので、イザというときに案外と脆いものです。
目先のブームに惑わされることなく、普段から何かに集中して自分の軸を強固なものにしている人は、イザ!という緊急事態に陥っても何かと強いものです。
つまり、難を少なく切り抜けられるということです。
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誰かを頼りにするとき、その誰かというのは「ブームが来たり注目されたりした時から動き始めた人」よりも「もうその道を研究し続けて数十年」とか、「何年も前からそれに親しんできている人」といったような人だと思います。
つまり、ずっと前から続けている人が一番頼られるわけです。
後からやってきた「にわか者」レベルでは到底辿り着けない境地に既に達しているので、やはりその信頼感は厚く強くなるのだと言えます。
自分はこの道で歩んでいく!
これを日本一のものにする!
・・・といった信念と覚悟を決めて邁進している人はやはりどこか何かが違います。
誰もが追いつけない強さが生まれているのだと思います。
そうした人は、自分のためだけではなくお客さまのため、みんなのため、社会のためと思って試行錯誤を繰り返し、結果として品質や技術を高めています。
だからこそ、そういう人は「軸」がブレなくなり、どんな局面でも強い底力を発揮できるのだと思いますし、サラリーマンはそうした自分軸を数本自分の中で構築していく努力姿勢が大事だと思います。