会社の採用面接や人事面談などで聞かれやすい事の一つに「あなたのやりたいことは何ですか?」というのがあります。これに即答できる人は優秀です。
多くの人は即答できません。突然聞かれると返答に窮するのが一般的な人だと思います。
この質問の面白いところは、「上位の立場にある人から下位の立場にある人に為される質問」だということです。
面接官から応募者へ・・・上司から部下へ・・・といった感じです。
やりたいことを明確にできている人はそのままでOKですが、もし自分の中でそれが明確になっておらず即答できないという人は、こんなふうに考えてみると良いと思います。
反対に「自分がやりたくないことは何か?を考えてみる」・・・です。
やりたいことが見つからないときは、立ち止まって逆の「やりたくないこと」を先に考えてみる。
そのうえで、改めて自分がやりたいことを考えると、案外スラスラと求める答えが出てくるかもしれません。
やりたくないことを消していくと、残った事柄の中に「やりたいこと」が必ず入っているハズです。
100の中から1を見つけるのは大変でも、10の中から1を見つけるのはカンタンです。
そして、これが一番重要なことなのですが、「やりたくないことを明確にすることは、自分がやりたいことを実現していく過程で、誤ってやりたくないことをしてしまわないようにすることにつながる」・・・ということです。
「やりたくないことリスト」を毎日少しずつ埋めていくと、焦点が絞られてきて自分が気づかなかった自分にも気づけるかもしれませんね。