人の悩みはそれぞれなので、中には他人が聞くと「えーっ?!そんなことで悩んでいるの?!」と言いたくなるような悩みもあったりします。
でも、それは当の本人にとっては深刻な悩みであり、複雑な悩みだったりします。
若い頃には特に悩みは尽きませんが、大人になれば(誰でも気づいているように)、若い頃の悩みなんてたいした悩みではないことだった・・・と気づけます。
なぜなら、大人になったとき、その悩みを引き続き抱えたままの人なんていないから・・・です。
皆、大人になる過程のどこかでとっくに解決もしくは解消して生きています。
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「悩む」と少し似た言葉に「考える」という言葉があります。
両者の違いは「答えを出すか出さないか」です。
悩みには答えがありません
(→ ないから悩むわけです)。
「考える」には、一応の答えがあります
(答えが出なければそれは「悩み」です)。
人は「悩む」ことで負のスパイラルに嵌まってしまうと、頭では解決を図ろうといろいろ思案するのですが、でも、結局結論を出すに至らず、したがって行動にも結びつけられません。
結論を出せないでいるのは「最適解」を求めようとし過ぎるからです。
唯一無二の完全完璧な最適解を求めるがゆえに、結論を出せずに、あーでもない・・・こーでもない・・・と悩み、答えを導けないでいます。
つまり、「悩む」から脱却するための有効な方法は、
1.何でもいいから結論をいったんは出す
2.結論を出したら、それに沿って行動する
・・・の2つが重要です。
これをやれば、悩みは解消できます。
完璧な解消になるかどうかは別としても、何らかの解消にはつながります。
そして、行動しているうちは悩みを忘れることができて、徐々に、本当に悩みは薄らいでいくと思います。
悩んだらとことん考え抜く・・・という姿勢でも良いのですが、早々に仮の答えで構わないのでいったんは「答え」を出して、それに沿って行動をする・・・という手がもっと有効だと思います。