結果を出せるか出せないか?・・・というのは、多くの場合「行動ルールを守り続けたかどうか?」に収束していくかもしれません。
たとえば、営業の仕事であれば「今日は1件の契約を取る」というのは、ただの意気込みであって行動ルールではありません。
このときの行動ルールというのは「1日あたり10人と面談をする」とか、「100件の電話をかける」といった「確実に自分の意思で実行できること」にあります。
結果ではなく、結果を導くためのプロセスに固執することが大事です。
やれば良いのはわかってるけど、それがなかなかできない・・・というのが多くの人の本音かもしれません。
学校の勉強でも同様です。
テストで良い点を取りたければ毎日少しずつ勉強をすれば良いのはわかっているけど、それが(わかっているけど)できない・・・。
日本人の特徴として、誰か上の人(=官僚・先生など)が作成しているルール/決まりを守ることには割と従順に従いますが、自分で決めたこと(マイルール)に従うことにはあまり慣れていなかったりします。
それは、自分で作ったルールを守る練習をしないまま大人になってきたから・・・だと思います。
だから皮肉なことに多くの人が「他人が作ったルールは思考停止して守るけど、自分で作ったマイルールは思考活動を起こして守れない・・・」という罠にはまっている人がいるわけです。
これが、諸外国の人と比べて一つの大きな違いであり、大きな問題の一つのような気がします。
では、どうするか?
マイルールを守ったときにある程度の贅沢をする・・・という褒美を自分に与えると良いと思います。
これは結構大事なことです。
犬のしつけと一緒で、キチンとやるべきことをやったら自分に「エサ」をあげるわけです。
たとえば、ちょっと高級なレストランで食事をする・・・といったように、自分が「うれしい/気持ちが良い」と思えるようなものを自分へのご褒美として設定する、ということです。
また、ルールを守れなかった場合には、ちょっとした軽微な罰を自分に与えることも有効だと思います。
こうやって信賞必罰を自分に課す意識を持つことが大切だと思います。
不思議なもので、人はたいてい真面目ですから徐々に信賞必罰を受入れ、やるべきことをやって、やらないべきことをやらなくなっていくものです。
これをやり続けていると、人は自分のルールを守ろうとし始めます。
ルール守ったら自分にご褒美!ルール破ったら軽い罰!・・・を自分に課すことで一つの成長が生まれると思います。