お目当ての洋服を買いに出かけたら、たまたま割引セール中で思いがけず安く買えた・・・とか、ランチで入ったお店で偶然上司もランチをとっていて思いがけず驕ってもらえた・・・とか、何気なく買っておいた宝くじが(数千円だけど)当選していた・・・とか、応募した懸賞で賞金をもらえた・・・といったように、「思いがけず出費が抑えられた/思わぬ臨時収入が入った」といったときの「その差額に当たるお金」のことを「ハウスマネー」と呼ぶそうです。
ハウスマネーは「その人のとらえ方次第」でハウスマネーとなり得るわけですが、言えるのはこれは一種の「あぶく銭」であり、あぶく銭なるがゆえに人の重要感は低くなりやすい・・・ということです。
あくせく働いて得たお金とあぶく銭とでは、本来の金銭的価値は何も変わりませんが、不思議と心理的価値はあぶく銭のほうが低くなりがち・・・という傾向があります。
そのため、ついついその分のお金(ハウスマネー)はすぐさま別の消費に当ててしまうのが一般的な人の行動パターンです。
つまりは「浪費」しやすくなります。
「どうせ浮いたお金だし・・・」と自分で自分を納得させ、あるいはそもそも何も考えずに浪費してしまう傾向があると思います。
ハウスマネー効果に惑わされず、そうしたハウスマネーだとしても大切に扱う意識を持てる人はお金を「貯める」ことができる人だと思いますし、そうなっていくことが将来の経済的自由に一歩近づけることになると思います。