悪いことをしても何とも思わない人がいます。
そういう人は「自分では悪いことをしたとは思っていない」のかもしれません。
一方で、律儀に「悪いことをした」と思っている人の中には、その自責の念が消えずにいつまでも残っている人がいます。
そういう人は、その後にちょっとでも良くないことが自分に起きると「やっぱり悪いことをすると、悪いことが自分に返ってくるものだな・・・」とムリに関連付けて思ったりします。
その人の性格・人格次第の話ですが、あまり自分で自分を責めるようなことをしないほうが、精神的な健康を維持しやすいと思います。
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多少なりとも罪悪感を感じたとき、そこから2つの道に分かれます。
すぐに忘れて何も覚えていない人と、いつまでも覚えていて自責の念に囚われている人です。
この自責の念を強く持ち続けてしまう人は、悪いことをすると悪いことが返ってくる・・・と信じやすい人で、悪いことが自分に返ってくると解釈することで「自分で自分を罰している」のかもしれません。
大切なのは、良いことをした場合も同じように解釈をすることです。
つまり、良いことをしたと思ったときはその後に何か良いことがあったときに「これはあの時自分が良いことをしたことのお返しだな・・・」と自分に都合よく考えるということです。
ポジティブな感情をいつも持っていると、こうした発想ができます。
そうすることで心や体が軽くなったり、嬉しいとか楽しい、面白い!・・・といった感情になれるのならすごく良いことだと思います。
日々何か一つ良いことをする「一日一善」を心がけて、良いことと良いことを関連付けて発想する姿勢は大切ですね。
逆に、悪いことと悪いことを関連付けるのはあまりしないほうが得策です。
悪いことをしてはいけませんが、他人が気に留めていないようなことを自分で勝手に悪いことをした・・・と長く引きずって思い悩むことはかえってうまくないと思います。
サッサと忘れてしまったほうが良いでしょうね。
悪いことはしないのが一番、もしも悪いことをしたならその分を倍返しで良いことをするのが二番、そしていつまでも悪いことをしたと思い込まないことが三番・・・だと思います。