「愚痴を言う」と、不思議とストレス発散につながります。
正確に言うと、「愚痴を言って、相手がその愚痴を認めてくれたら・・・」です。
相手が認めることによって「自分は悪くない/自分のほうが正しい」と太鼓判を押されたような錯覚をして自己満足に浸れるからかもしれません。
でも、愚痴をこぼしてばかりいる人はやがて周囲から嫌われます。
人は、他人のこぼす愚痴など本当は聞きたくないからです。
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人が愚痴をこぼす背景には「その人が納得できていない何らかの原因」が必ず存在しています。
その原因に当たることが何なのか?を自分自身で明確にできる人は立派です。
まずは、自分の中でその原因にあたること(イヤなこと)を、「そう、私はそれがイヤなんだ」と肯定し認めてあげることが大切です。
仕事でよく言われる言葉に「イヤなことがあるのですが、事情があってそれを我慢しなきゃいけないんです」・・・といった類の表現があります。
そう、これこそストレスです。
「我慢する/納得しないで従う」・・・これがストレスの本質にあると思います。
人間には意識と無意識がありますが、ストレスは無意識の部分が虐待されるようなものです。
意識も虐待されたくないし、無意識も虐待されたくないものです。
我慢がストレスを生むことはたいていの人は知っていることですが、会社勤めをする人は「何らかの事情」でそれを我慢せざるを得ないという実態が大なり小なりあるものです。
これを早くなくすことができたらもっと働きやすい職場環境になると思います。
そして、それが難しければ、自分が会社を辞しても堂々と生きていけるだけの経済力を早く身につけることが大事で、それがストレスを溜めこまなくて済む一つの解決策でしょうね。