高級マンションに住むのと一軒家に住むのとでは、ゴミ出しの仕方が大きく違います。
一軒家では毎週決められた日に、しかもたいていは早朝の時間に、ゴミ集積所にゴミを出すのが一般的です。
なぜなら、そのゴミ集積所というのはたいてい公の道路上だからです。
公の道路上に長い時間ゴミが放置されているのは衛生的にも景観的にもうまくありません。
だからゴミの日以外に出すことは禁じられているし、また遅い時間に出そうとするともうその日の収集に間に合わなかったりします。
これが高級マンションになると、原則としていつでもゴミを出すことが可能だったりします。
そのわけは、マンションの敷地内にゴミを集積する場所が確保されているからです。
したがってゴミ収集の日でなくても、また時間にも関係なくいつでもゴミを出すことができたりします(ゴミを管理して収集してくれる管理の人がいることが前提ですが・・・)。
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段ボール箱に腐ったリンゴが一つあるだけで他のリンゴもどんどん腐っていくように、ゴミといえるものはゴミではないものと区別し、置き場所を別にしておく環境整備という概念が大切です。
テレビでよく出てくるような通称「ゴミ屋敷」と呼ばれる家・部屋には適切なゴミ箱がなく、したがってゴミとゴミ以外のものが区別されないまま放置されているため、どんどん「すべてのモノのゴミ化」が早まっていきます。
要するに「ゴミ箱がない部屋は汚れる」わけですが、これは会社も同じで腐ったリーダーや腐った社員がいる会社はどんどん「適切な社員の堕落」が早まっていきます。
また、これは町・市単位で見ても同様のことが言えます。
ゴミが放置されている町・市は市民の暴徒化が進むと言われています。
これは、やはりゴミとゴミ以外のものとが区別されていないことが一つの原因だと思います。
たかがゴミ箱・・・と思いがちですが、やはりゴミ箱/ゴミ捨て場は大事です。
家の中/オフィスの部屋の中にゴミ場をキチンと設置し、決められたものは決められたゴミ箱やゴミ集積所に捨てるという当たり前のことを当たり前に行なっていく躾を子どもや社員には施したいものですね。