受験勉強というのはそれなりに我慢と苦労を強いられるもので、生徒の中には「もうやりたくない!/やる気が出ない!」と言いたくなる人も多いと思います。
やる気がないんだったらやめれば?!・・・という投げやりなアドバイスは一見すると冷たいように聞こえますが、実は一考の余地があるアドバイスです。
そもそも受験勉強というのはある意味では贅沢なことに該当・分類できます。
受験勉強をしないと命が奪われるわけではないし、勉強をしないからといってすぐさま損害を被るわけでもありません。
いくつかの選択肢の中から「受験勉強をする」という選択肢を選んだのはたいていの場合は自分自身です(まあ、親の圧力もあるかもしれませんが)。
自分でそれを選んでおいてやる気が出ないよいうのなら、別にやめたらいいじゃないの?!・・・というのは正論とも言えます。
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受験勉強に限らず、資格試験においても仕事においても同様のことが言えます。
突き詰めれば、今の状態を選んだのは「自分自身」です。
いくつかの選択肢の中から「今ある状態」を選んだのはあくまでも「自分自身」ですから、その結果責任はすべて自分にあると素直に認める潔さが大切です。
「やる気を維持できません」という相談は、相談であって相談ではありません。
一種のボヤキであり、単に慰めてもらいたいだけの甘えです。
他人に相談しても、「だったらやめれば良いのでは?!」と返されて終わりです。
学校も会社も元々自己啓発の場ではありません。
もし「やる気を学びたい」のであれば、自己啓発セミナーに参加すると良いかもしれません。
やる気がないなら「今はやらなければいい・・・」、いったん休息をとって改めて自分自身にそれを行なう意義を問い直す・・・という時間をとると良いと思います。
言えるのは、自分の人生は自分でコントロールすること/自分の道は自分で切り拓く/いつも自己責任の原則を忘れないこと・・・が大事だということです。
後悔のない人生を歩むためにも、自分で決断をして自分で行動を決めることを習慣としていくと良いと思います。