会社で出世する・・・仕事で成果を上げる・・・ビジネススキルを身につける・・・といったことを意識しているなら、心の隅のどこかに「どんな状況でも当事者になる」ということを置いておくことが必要です。
自分自身を活動の中心部分に置くと、自動的に自分は当事者という意識になれます。
そうなると、受動的姿勢から能動的姿勢になれます。
能動的姿勢になると、
1.物事を決めるというプロセスに立ち会いたくなる
2.自分の意見を述べ、それを採用してほしくなる
3.結果を出せば褒められ正の便益を得られる
4.失敗すれば負の便益を被る(責任を負う)
といったパターンが予想されます。
これはこれでワイルドで、スリルもあり、アドレナリンが急上昇する生き方かもしれません。
別の言い方をすれば、ワクワクする・・・やりがいを感じられる・・・成長機会を得られる・・・です。
こうした経験をできるだけ若いウチに体験しておくことは重要です。
ビジネスのダイナミズムを肌で感じることができます。
タスク一辺倒(作業系)の仕事からこういうサークルに顔を出せる人間になることは大切です。
定年まで誰かから指示されたことだけを粛々とやり(やらされ)、自分が輪の中心となって能動的に何かをやるという経験がないまま生きていったなら、そんな人生はつまらないものになると思います。
会社内で言えばビジネスマンにはなれません。
AIの技術が進化すれば、そうした類の人はドンドン機械に置き換わっていく恐れがあります(=リストラ対象になりやすくなる)。
挑戦し続けることは成功も失敗もありますが、その代わり、挑戦しなかったことへの後悔は発生しません。
会社のブランドを背負うのではなく、自分のブランドを築くことが社会を生き抜くうえで重要になりますが、自ら進んで輪の中心になろうとする人にはそうなる資質があり、可能性も高まります。
サラリーマンからビジネスマンに転身していく意識を持つことで、これからのビジネス社会を生き抜いていくと良いと思います。