サラリーマンは毎月の給料が入り続けている限り、「家計の収入源」ということに関して特段考えることはないかもしれません。
入ってくる以上に散財さえしなければ普通に生きられます。
けれども、その収入源が万が一にも途絶えてしまったら=あるときいきなりプツンと切れてしまったら・・・、その先はどうするのか?
そんなことはあり得ない・・・と思うかもしれませんが、サラリーマンが会社を退職する日は必ず来ます。
それは就業規則に定められた「定年日」かもしれないし、いきなり会社からリストラ(解雇)された時かもしれないし、会社自体が倒産して無くなってしまうときかもしれないし、働きたくとも自分が大病・大けがをして働けなくなってしまったときかもしれないし、自分は健康だけど家族が大病・大けがでその看病・介護等のために会社を辞めざるをえなくなったとき・・・かもしれません。
そうなった途端に毎月の安定・安心の給与収入はピタリと止まってしまいます。
そこから先の生活は「貯金の取り崩し」に頼ることになります。
貯金がたくさんある人はまだ良いのですが、もしそうでないとしたら・・・。
だから、昔から「年収の1年分くらいの貯金は万が一のときのためにつくっておくように」と言われてきましたし、それが難しくても「少なくとも3か月は暮らせるだけの貯金を用意しておくように」と言われてきました。
なぜ3か月なのか?・・・と言うと、3か月あればその間に次の収入口を見つけられる可能性があるからです。
しかし、ここで大事なのは「今のご時世では3か月ではなかなか従前と同程度の収入口を確保することは難しくなってきている・・・」ということです。
それが今の時代の現実だと思います。
そうは言っても、人は「本当に困った状態にならない限り腰を動かそうはしない(=行動しない)生き物」ですから、今すぐに「別の収入口を見つけよう」と思い立つ人はいないかもしれません。
でも、多くの人がそうだからこそ、その逆の道を行く・・・人の裏の道を歩む・・・という生き方に妙味が出てきます。
そうした姿勢を持つ人には必ず「花の山」が訪れます。
そう思って行動を起こし、「他人は他人、自分は自分」という理解をして自分が幸福に生きられる道を選択することが大事だと思います。