若手サラリーマンは、会社内で出世して課長や部長になる前に、まずは「新規事業の立ち上げメンバーとして事業をゼロから構築していく」という経験を積んでおくと良いと思います。
辛い事・苦しい事もあるかもしれませんが、仲間と一緒にそうした苦難を乗り越えて何かを達成する/実現するという経験は何物にも代えがたい良質な経験値になります。
実際、ある段階で辛苦よりも楽しさや喜びのほうが上回るようになります。
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「新規事業を立ち上げる」ということは「新たなビジネスモデルをつくる/新たな仕組みづくりをする」ということでもあります。
「新たな仕組みづくり」というのは今まで誰もやっていないことです。
だから人材も予算もスキ ルもノウハウも何も無いところから徒手空拳で自分たちの試行錯誤を繰り返して取り組んでいくことになります。
応援してくれる人・・・邪魔をして足を引っ張ろうとする人・・・いろんな人間模様が見えてきます。
どんな人が信用に値する人で、どんな人は上っ面だけで実は信用してはいけない人なのか・・・といった「人を見る能力」も養われます。
新規事業の立ち上げから軌道に乗せるまでの一通りをやったら、必ず大きな達成感と満足感を感じることができます。
また、こうした経験をするともう普通のルーティーン業務はつまらなく思えてしまうかもしれません。
言えるのは、こうした経験は社歴を重ねて(歳をとって)からやるべきものではなく、できるだけ社歴の浅いうち/年齢が若いうちにやっておくべきことだ・・・ということです。
中途採用の募集で、その募集目的が新規事業の立ち上げだったりすると、こういう経験をしている人ほど強みがあります。
つまりは転職にも有利になる可能性があるわけです。
そもそも新規事業を行なえる会社というのは、それなりに業績が安定していて伸びている会社のハズです。
そうしたバックボーンがある中で、果敢に挑戦する機会があるなら、若いサラリーマンにはぜひ挑戦してもらいたいと思います。