リーダーが有していなければいけない資質の一つに「問題解決能力」があります。
そして、問題解決能力は大きく2つに分けることができます。
一つは「既問題処理能力」で、現実に発生した問題をつつがなく処理する能力です。
もう一つは「問題未然防止能力」で、そもそもそうした問題が起きないように予め手を打って防止する能力です。
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この時期、風邪をひく人が増えます。風邪をひいて病院へ行って注射を打ってもらったり、薬を処方してもらって治す・・・というのは一見正しい形ですが、本来のあるべき状態ではないかもしれません。
本来のあるべき状態とは、おそらくそもそも風邪をひかないことです。
日頃から無意識のうちに予防に努めて、優良な健康状態を維持しておくことこそがあるべき状態だと思います。
言い換えれば「予防」です。予防は大切です。
災害でも何でも、事前に手を打つことができていれば未然に防ぐことができた・・・と、よくニュースでも取り上げられることです。
ただし、人間は完璧ではありませんから、最初からすべてを予見して予防するなんてことはできません。
何かの経験をもとに次からは予防しよう・・・とか、他者の事例を参考に「他山の石」として予防することができたりします。
大事なのは、そうした「気づきを得られるかどうか?」・・・でもあります。
特にリーダーにはそうした「気づく」力も重要になりますから、己の感性を磨き、経験値を積み、発想を柔軟に持つことが大事だと思います。