学生は、学びや勉強というのは「インプット」のことだと思って人が多いようですが、実はインプットという溜め込みだけでは学び・勉強にはなりません。
インプットしたものを咀嚼して、整理して、理解して、最終的に「アウトプット」という形で外に吐き出すことで学び・勉強になります。
さらに言うと、その吐き出したことが次のインプットに直結したりするのが面白いところです。
アウトプットを一切せず、自らの内側に仕舞い込んでカギをてしまうと、そのインプットは単なる人生の一場面でしかなくなります。
そして、いつしか忘れていきます。
よく言われるように「知っている」ことと「できること」とは次元が別モノです。
どんなに知っていても、それを現実社会の中で活用して「できる」レベルまで到達していなければ「知らないのと同じ」です。
学んでもそれをアウトプットしなければ(できなければ)、そんなのはひと月もしたら記憶の彼方に追いやられて二度と思い出すことなく消えていく・・・ということを多くの人は受験勉強で経験済みだと思います。
それを避ける一つの方法が、インプットしたものを文字で書き表すということです。
書き表すという過程を経ることでインプットを再度鳥瞰し、咀嚼し直し、整理し、次の機会への学びに変換することが可能となります。
知識をいくら手に入れて貯め込んだといても、それを使う機会がないと何の役にも立ちません。
そういう意味では、成長したければ(進歩したければ)、人生で何らかの形で自分の中にあるモノを吐き出す機会を作るということが大事になってきます。
アウトプットすることでインプットが活かされますが、もっと言うと「アウトプットすることでしかインプットは活かされない」と理解するのが当たりだと思います。