人生においては、どんなことでも、また何に対してでも、「○○という理由があったから私にはできなかった・・・」といういわゆる「言い訳」をすることが可能です。
つまり、言い訳はひねり出そうと思えばいくらでもできるものだということです。
ありとあらゆることで、言い訳は作れます。
たいていの人はそれに流されます。
人生をより謳歌して生きていく人たちはその逆を行きます。
つまり、自分の中から言い訳を排除して極力捉え方をポジティブにして前向きに考えるようにしているわけです。
例えば、本当に旅行が好きな人は「忙しいから/お金が無いから、旅行に行けないんだよね」なんて言いません。
忙しくてもどうにか時間をやりくりして、仮に1泊2日の強行日程であってもどうにかして行こうとしますし、お金が無いなら無いなりに工夫して自由になる範囲内の予算で行こうとします。
これはどんなジャンルでも当てはまります。
あれこれと成果・実績を出せない理由をつらつらと述べ立てるサラリーマンがいますが、それはタダの自己防衛に過ぎず意味がありません。
いまくいかない原因の分析とこれからのアクションプランを検討・説明する姿勢が大事です。
どうしてできないのかを言い訳するより、これから何を、どうやるのかを語るほうが建設的です。
面白いことに、言い訳の達人はどんなジャンルのことでも「自分ができない言い訳の元=理由」を見つけるのがうまいものです。
朱に交われば・・・なのでこういう人に近づいてはいけないですね。
同じ「朱に交われば朱くなる」でも、人はより低俗で劣化なほうに交わると感化されやすいので要注意です。
言い訳癖が自分にコピーされるとその後ロクなことになりません。
言い訳のために知恵を使う時間と労力があるのなら、むしろどうやったらうまくいくかを考えるほうにその知恵と労力を費やしたほうが人生は有意義になります。
プライベートのことはさておき、仕事において少なくとも部下を持つ人(=リーダー)にはこうした「言い訳癖」を持っていない人を任命することが大事です。
そうしないと、やがて組織全体が言い訳体質に染まり、世間に取り残されて競争社会から消えていくことになると思います。