「パーキンソンの第一の法則」というのがあります。
→ 仕事の量は、完成期限までに与えられた時間をすべて満たすように拡大する・・・という意味です。
ある業務を「1時間」で行なうように上司から指示されたとき、本当は30分で終わった(終えることができる)のに何だかんだと言って結局与えられた1時間まるまるを使ってしまう・・・といった感じです。
30分で終わらせることができる仕事なのに、1時間の枠を持っている人にそれをやらせたら結局1時間かけてその仕事をしてしまう・・・という感じです。
本人は悪気があってわざとゆっくりやっているわけではないと思います。
何となく、意識しなくても「持ち時間をすべて使ってやろう」としてしまうのだと思います。
どうしてそうなるのか?
→ きっと、時間はすべて自分のものだからすべて使わないともったいない・・・という落とし穴に嵌っているのだと思います。
サラリーマンが「残業代稼ぎ」という気持ちを少しでも持っていると、時間があればあるほど仕事に侵食されていきます。
そんなに仕事があるわけでもないのに、「パーキンソンの第一の法則」のとおりになって仕事時間は膨らんでいきます。
ある意味では「そうした状態は生産性が低い」と言えます。
サラリーマンは「パーキンソンの第一の法則」のワナに嵌らないように気をつけることが大事だと思います。