1万円の洋服を3着買うとき、
1.3着買えば3着目以降は半額
2.今なら総額から5000円引き
3.3着で25,000円ポッキリ
とすれば、どれも支払う金額は同じ(=25,000円)です。
結果は同じなのですが、表示されている言葉によって受け取る印象は違うと思います。
私は「3着目は半額」・・・と言われた方が安い気がしてオトクな感じがするタイプです。
「半額」という言葉に対してきっと「安い」という意味付けをしているからだと思います。人の持っている感性次第なので、人によってどの表現が「安い」と受け取るかは異なるというのは、何とも面白いと思います。
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結果は同じでも、そこに到達するためのプロセスにはいろいろあります。
それらプロセスはどれも正しく結果に導いてくれますが、ちょっとでもプロセスに変化を加えると辿りつく結果は別のモノとなります。
たとえば、上記例のように
1.3着買えば3着目以降は半額
2.今なら総額から5000円引き
3.3着で25,000円ポッキリ
だとしても、1万円の服を6着買うとしたら結果は違ってきます。
1 → 45,000円
2 → 55,000円
3 → 50,000円
15,000円の服と1万円の服と8000円の服で合計3着買うなら
1 → 29,000円
2 → 28,000円
3 → 25,000円
となります。
本質をとらえないで表面的にしかとらえていないと、「どれも計算すれば同じ」という誤った認識を持ってしまいかねません。
ビジネスではこの発想をしっかり持っていないと思わぬ落とし穴にはまることになります。
仕事で同じ目標を掲げていても、そこに到達するためのプロセスに差異が生じると、予想外の結果になってしまったりします。
運が良ければケガの功名で予期せぬ好結果になることもありますし、反対にあまり良くない結果になることもあると思います。
言えるのは「原因のない結果はない」ということですね。
プロセス管理をしっかりすることが、得たい結果を手に入れるための重要なポイントだと思います。