
トップが独裁的なリーダーだと、トップの意に反することは誰も言えなくなり、みんな面従腹背になって、何を言われても「おっしゃるとおりです!」と返す集団になっていきます。
トップが道を外れたときに「道を外れています」と進言した部下を罵ったり、左遷したり、降格人事をしたりするような組織に未来はありません。
それは企業に限らず国家でもどんな団体でも同じだと思います。
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世間では、忘れたころに企業の不祥事のニュースが報道されてきます。
そうしたニュースを見るたびに、多くの人は「なぜこんなことが起きるのか?」とか「またか!」と思うものですが、不祥事は何も「特別な会社」で起きているのではなく、どの会社でも起こり得ることです。
多くの企業不祥事に共通しているのは、「悪い社員がいたから」・・・ではなく、
普通の人が普通に働いている中でいつしか「不正に加担してしまう環境が出来上がっていた」がゆえに起きてしまうのだと思います。
そして、その軽重はともかくとして、すべての責任はトップを始めとした経営リーダー陣にあります。
・過度な目標達成プレッシャー
・上司に逆らえない空気
・「これくらいならいいだろう」という慣れ
・問題を指摘すると損をする組織文化
こうしたものが積み重なると、やがてそれ自体が「企業文化」となります。
怖いのは、当事者が「不正に加担している自覚が薄い」ことです。
「会社のためにやっている(から良い)」
「みんなやっているから(から大丈夫)」「今さら引き返せない(からやるしかない)」
・・・といったヘンな正当化が始まると、その組織は危険水域に入っていきます。
Q. では、どうすれば防げるのか?
ルールや監査体制の強化などよりも「ダメなものはダメと言える雰囲気づくり/おかしいことはおかしいと言える空気づくり」のほうが重要だと思います。
不祥事の本質はルール違反という前に「声を上げられない異常な雰囲気」にあります。
どれだけ立派なコンプライアンス規程があっても、「言ったら損をする/罰をくらう空気」があれば誰も声を上げません。
逆に言えば、「おかしい」と言える組織では不祥事が起きにくい・・・。
トップが「結果がすべてだ」「とにかく数字を上げろ」・・・とばかり言っていて、プロセスを無視した人でも結果だけを見て高評価しているようなら、現場はどんどん歪んでいきます。
逆に、トップが常日頃から「正しいことをしなさい」「問題は隠すな」と本気で言い続け、かつ行動で示していれば組織は良い方向に変わります。
不祥事の有無はトップの言動次第だと改めて強く思います。
























