
クルーズ旅行で大海原を渡っていて思うのは、「昔の人がまだボロい船しかない時代にこうやって航海したのは本当にスゴイことだし、さぞ命がけだっただろうなあ・・・」ということです。
たとえば、500年以上も前のコロンブスもそうです(日本で言えば室町時代!)。
コロンブスはイタリアの航海者で、地球が球形だと信じ、世間では狂者と嘲られながもスペイン女王の援助を得て航海に出かける縁に恵まれ、ついにはアメリカ大陸を発見した・・・とされています。
イタリア人なのにスペインの援助を受けて航海に出る・・・というのもスゴイ話です。
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コロンブスが新大陸を発見してスペインに帰ると、かなり熱狂的に迎えられたそうです。
ところが、あまりに評判が高いので、貴族の中には反感を持つ者もいた・・・。
ある日、数人の貴族富豪がコロンブスを招いて盛大な宴会を開いたとき、酒がまわるとだんだん無礼なことを言う者も現われ始めます。
「君はアメリカを発見した。もちろん結構なことだが、いわば当たり前のことじゃないか。誰でも西へ西へと行けばアメリカにぶつかるに決まっている。
たまたま君が最初に見つけたというだけのことじゃないか!」といった具合に嫌味を言い始めたとか。
コロンブスは黙ってこの無礼を聞いていた。
そして、静かに立ち上がり、ゆで卵を一つ持ち、貴族富豪たちの顔を見ながらこう言った。
「皆様、どなたでもいいのでこの卵をまっすぐに立ててくださいますか」一人ひとりと試みていったものの、卵のことだからコロコロと転がってしまってうまく立ちません。
最後にコロンブスが「それでは私が立てて見せましょう」と言うと、卵の端を少し割って平たくして、そこを下にして卵を立てた。
それを見て人々は笑った。
「なんだ馬鹿馬鹿しい。それなら誰だってできるじゃないか!」
すかさずコロンブスは言い返した。
「そうです。誰にでもできる容易なことです。しかし、この容易なことをたったの今までどなたもできなかったのです。
他人のしたことを見れば、誰でも容易なことだと分かりますが、それを誰もやれないときに真っ先にやることこそが貴いのではないでしょうか。
人がやった後に真似ることはまったく易しいんですけどね!」
この言葉にさすがに皆の者はシュンとしてしまった・・・とか。
この「コロンブスの卵」の話は有名です。
本当にあった逸話かどうか知りませんが、大事なのは「初めて何かを達成した/実現した人を嘲け笑ってはいけない」ということであり、「誰かが何かを実現した後に真似をすることは容易い」ということです。
これはビジネスの場で往々にして取り挙げられる例話で、学ぶべきヒントがあります。
一番大変なのは最初にそれを行うことですが、ビジネスに行き詰ったときは無理に「最初の先駆者」になろうとせず、「誰かの後追い」を考慮することも一考の余地ありだと思います。
























