不動産投資は「所有する不動産を他人に貸し出して家賃を得ること」ですが、自分がそもそも不動産を所有するためには不動産を「購入」する必要があります。
一度か二度購入することは誰にでもできるかもしれませんが、数年~数十年に渡って長く物件を購入し続けるにはそれなりに資金も必要です。
資金以外でも、そうした人たちにはある共通点があり、主にそれは物件を見聞きした時の第一反応にあります。
どんなことか?
「この部屋は借り手が住みたいと思うだろうか?」・・・と思う反応です。
不動産投資をする人は通常「投資家」としての目線で、物件価格や利回りやコストなどに意識が働くのは当たり前です。
また、その物件の場所や最寄り駅や建物の構造や築年数などに興味が向くのも当然です。
ところが、長く不動産投資を安定して続けていける人というのは、投資家目線である前に「顧客目線」で物事を見るクセがあります。
したがって、最初に思うのは「この部屋を借りたいと思う人はいるだろうか?どんな人が借りたいと思ってくれるだろうか?」などとなります。
お金や物件そのものよりも「借り手が住みたい物件なのかどうか」に意識を向けているわけです。
そして、こうも言います。
「借り手が住みたいと思ってくれる物件なら、お金は黙っていても後からついてくるはずだ」・・・と。
顧客目線で考える(=相手の立場になって考える)こと、顧客の心理や感情に関心を持つことはビジネスにおいてとても重要なことです。
なぜなら、ビジネスは「まず顧客ありき」・・・だからですね。