商売(ビジネス)をしている人の中には「うちは他社がやってない特別なことをやっています!」と言い切る人がいます。
それはそれで大変立派なことなのですが、一つ気をつけておかなければいけない点があります。
他社と違うことをするのは重要なことですが、それが「お客さまが求めている要素/お客さまがありがたいと感じる要素」でなければ意味がありません。
奇抜なことをしていても、それがお客さまの求めることでなければ強みにはなり得ません。
「他の会社・店・人では満たすことができないけども、ここへくればそれが満たされる」・・・とお客さまが認識してこその独自のウリ・強みです。
これを一般的に「USP」と呼びますが、前提として「お客さまがありがたく感じる要素」が必要なのです。
これがあることでその会社・店・人は繁栄しますし、反対にこれがなければ衰退していきます。
何かを売ったら終わり・・・ではなくて、何かを売るときに付随してこんなことがついてくるとか、お客さまが買った後にこんなことがサービスされるとか、そうした付加価値もUSPになります。
USPなき会社・店・人はどこにでもある汎用性のある(=代替可能な)存在に過ぎません。
独自のウリ・強みは顧客目線でつくられるものだと知り、自社にとってそれが何に相当するのか?と考えることはとても重要なことですね。