新規事業に進出するときの留意点

企業経営において、今現在が順調に進んでいてもその順調な時代が今後も長く続くという保証はありません。

次世代を見据える経営者であれば、絶えず先を見越して「次の一手」を打っておくことが大切です。

しかも今が順調なときほど、その一手を打つことは有効です。

なぜなら、経済的にも精神的にも余裕があるので平常心で行えるからです。

間違っても、本業がうまくいかないときに新規事業に手を出すことは避けたほうが良いと思います。

そうしたことができるかどうかに経営者の手腕がかかっています。

ところが、一般社員は事業が好調のときに新たな事業を行うことをイヤがります。

なぜなら、経験したことのないことを求められるわけで、そこには失敗に対する恐怖感があるからです。

確かに新しいことは、体験がないので最初はほとんど失敗します。

最初から何でもうまくいくのは限りませんし、むしろうまくいかなくて当たり前です。

ところが、そこでうまくいかないことをマイナス評価して、せっかく一生懸命に暗中模索してがんばっている社員のやる気をそいでしまう経営者がいます。

自分で新しいことをやらせておいて、うまくいって利益が出たら自分の手腕とし、うまくいかないと担当社員の責任にしてペナルティーを課すようでは経営者失格です。

最初の1~2年くらいはたとえうまくいかなくてもノーペナルティーくらいの気概が大切です。

もし、それができないなら最初から新規事業をしないで現状の事業だけで経営をするほうがベターなくらいです(その代わり未来がありませんが・・・)。

企業は人なり!・・・ですね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

新規事業は創造が大切です。

失敗もあるますが、その失敗の先には成功が待っています。

失敗を恐れずに挑戦し、同じ失敗を繰り返さないように歯止めをすることが必要です。

イメージとしては「明日開く花」として、「未来の成長分野」に資源を投下して開発を行うことが大切です。

ただここで言えるのは今現在マーケットがないような分野に進出することはちょっ
控えた方が良いということです。

マーケットは水物で、今現在なくても将来において存在する可能性は確かに否めないのですが、リスクが大きすぎます。

マーケットのない分野に進出してしまうとそこで成功するのはけっこう至難です。

「マーケットがない=顧客がいない」ということを意味するからです。

どんなビジネスも 「まず顧客ありき」が大原則ですね。

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澤井豊オフィス澤井 代表

投稿者プロフィール

1964年、富山県生まれ。大学卒業後、大手株式専門証券株式会社に入社。学習塾を運営する未上場会社に転職後、会社を東証2部上場および東証1部上場に導く。人事・財務・IR・総務の経営リーダーとしてM&A、会社分割、グループ経営移行を行い、社員研修においては延べ1万人以上に実施。ライフプランに沿って経済的自由を得た後、会社を50歳にて退職。

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