結婚をするとき、なかなか恥ずかしくて聞きにくいけども聞いたほうが良いことの一つに「なぜ結婚相手に自分を選んでくれたの?」という問いかけがあります。
案外と自分の気づいていなかった自分の長所に当たることが伴侶となる相手から聞かされるかもしれません。
自分の長所に当たること・・・言葉を変えればUSPでありUBPです。
参考;過去ブログ(USP・UBPとは?)
http://ameblo.jp/superameba/entry-11944231083.html
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ビジネスでも、自社商品・サービスの良い点を一番認識しているのはお客さまです。
経営者自身ではなく、普段購入してくださっているリピート顧客のほうがよっぽど自社商品の良いところを知っています。
繰り返し購入してくれているのですからそうであって当たり前です。
お客さまに直接聞いてみることはとても重要です。
経営者に「同業他社がたくさんある中で、なぜ○○さんのところからお客さまが購入されると思われますか?」と質問すると、なかなか即答できない人もいます。
もし即答できたとしても、ちょっとピントがズレていたりします。
この答えをいつも即答できるようになること、そしてその答えがお客さまの言う答えと合致していることが大切です。
そこに本当の価値があり真実があります。
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お客さまに選ばれている理由(わけ)を明確に知っておかないと、どこかでその大切な要素を消去したり変更したりして、一気に従来の顧客層を失うことにもつながりかねません。
せっかく差別化ができているのに、それを排除したり価値を貶(おとし)めて価格を安くしたりするのはナンセンスです。
何と言っても、経営者の特権の一つに「価格設定を自分でできること」があります。
なぜ自分に(自社商品を)? を問うてみることで自社の強みを知り、強みを知ることで価格をより適正なものとし、場合によっては自分が望むような顧客層だけを集める・・・これも手です。
そしてもう一つ肝心なことは、この問いかけを一度だけではなく、定期的に何度も繰り返して時代の流れに逆らわないように時流に乗っていく姿勢を持つことだと思います。