学校の成績だけは良いけども実生活に活かすことができなような人、試験以外はさっぱりダメ・・・という人を「頭でっかち」と呼んだりしますが、そうした頭でっかちの人は実際に社会人になってからはパッ! としないことが多いと思います。
なぜなら、実社会=ビジネス社会においては学校の成績はほとんど関係ないからです。
学校の成績が関係ないということは、つまり「学校で学んだ知識が実社会では役に立たない」という面もありますが、もう一つ「そもそも発想の仕方」という面でもそう言えます。
どういうことかといえば、学校の成績は唯一の正解を求めるものですが、実社会においては唯一の正解はなくどれも正解になり得るということです。
また、学校ではカンニング禁止ですがビジネスの世界ではカンニングはアリだということです。
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サラリーマンがビジネスマンと同様の発想をなかなかしにくいのは、それまで学校で教わってきた「唯一の正解を求める」という固定概念にあるのかもしれません。
あるいは「答えを出すこと」が大事なのに、「努力すること」に重きを置いて答えをハッキリ出さないからかもしれません。
実社会・ビジネスの世界では、あーでもない、こーでもない・・・と侃々諤々(かんかんがくがく)、喧々囂々(けんけんごうごう)としていることはナンセンスで、それよりも早く「答え」を出すことが重要です。
サラリーマンとビジネスマンはここが大きく異なると思います。
投資やビジネスに唯一の正解はありません。
学校教育とは一線を画してまず答えを出し、そのうえでの効果・影響を受ける・・・という姿勢が大事だと思います。