通常、お店ではお客さまが来店されると「いらっしゃいませ」と言うのが一般的です。
お客さまが多く来店してくださることはお店にとってとてもうれしいことです。
ところが、お客様の来場数がとんでもなく多いはずの東京ディズニーランドでは「いらっしゃいませ」と言わず「こんにちは」と言います。
なぜか?
それは「いらっしゃいませ」と言うと、言われたほうのお客さまは返事をするのが難しいからです。
「どうも・・・」などと何ともあやふやであいまいな返しになってしまいます。
「いらっしゃませ」と言われて「ありがとう」と言うのもちょっと変です。
これを「こんにちは」と言えば、お客さまのほうも 「こんにちは」と気軽に返事できます。
「おはようございます」と言われれば、人は「おはようございます」と返します。
「こんばんは」と言われれば「こんばんは」と返事ができます。
重要なのは、こうしたことを意識してやっているということ、すなわちそうした研修教育を施されて、みんな一様にしっかりと行っているということです。
それが立派ですね。
加えて、挨拶を「笑顔で」すると、相手もオウム返しに不思議と笑顔になって挨拶してくれます。
ブスッ!とした顔で挨拶をされると、返事をする気になれないですね。
「笑顔でこんにちは」 ・・・これが空間に広がりのある接客ビジネスでは大事なことだと思います。