ビジネス・経営において、数字はそれだけで言葉となります。
見る人が見れば、数字を見るだけで多くのことがわかります。
社内での会議体でも、社員の美辞麗句や言い訳を聞くよりも、売上数字、各種経費数字、各種利益数字、お客様の数、ライバル社の各種数字を聞けば、会社が今どういう状況にあるかはだいたいのところはつかめます。
数字は客観情報であって、人間個人の主観は入り込む余地がありません。
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経営者・リーダーは部下の報告中でも特に数字報告を大切にすることが大切です。
そのとき大事なのは、「売上や利益などの数字を聞くときは必ず前年同月も聞いて両者を比較すること」です。
前年同月と比べると、この1年でどういう傾向にあるのかがわかります。
このときに、数字ではなく社員の意見等を聞くと判断を誤ります。
社員は自己保身のために少なからず言い訳をしたり、希望的観測をもって事実を誇大化したりします。
社員同士を比較すると、互いに言い訳と自己保身のオンパレードになってしまいますが、各社員を前年の成績と比較するなら過去の自分と現在の自分との比較になるので言い訳できません。
大事なのは、
1.数字はウソをつかない
2.過去の数字と現在の数字で比較する
3.そこから今後の見通しをリーダー自身が先見性を持って組み立てる
・・・ということだと思います。