人によって「当たり前」の基準は異なります・・・ということ自体が私には「当たり前」なことなのですが、サラリーマンの中にはこれが「当たり前ではなく」、ビジネスでもったいない失敗をしている人がいるかもしれません。
自分の価値観だけで物事を進めようとしても、ビジネスは相手があることですから相手の価値観も大事にしなければまとまるモノもまとまらなくなります。
仕事のできる人とできない人は、こうした点での配慮の差が原因となっているかもしれません。
たとえば、商談・交渉の場に臨むときには「お願いをする側」と「お願いをされる側」があります。
ビジネスは対等の関係とは言いながらも、やはり「お願いをする側」のほうは譲歩する意識、相手を不愉快にさせない姿勢・態度が大事です。
初めて接する会社だからと言って「ところで御社はどんな事業をされているんですか?」などと言っているようなら社会人失格です。
お願いをする側であれば、事前にそれくらいは調べておくことが必要です。
ビジネスの場で相手に好印象をもってもらうには、そうした相手が当たり前すぎる!と思っていることに触れるのではなく、相手が「よくぞ聞いてくれました!」と内心小躍りするくらいのことを話題にすることが大事です。
そうした質問力が必要です。
そして、そのためにはやはり事前に「相手のことを知る/研究しておく」といった当たり前の準備をする姿勢が必要です。
当たり前の基準はみんな違いますが、その当たり前の基準が違うこと、相手の当たり前の基準を否定しないこと・・・などは大事なことだと思います。