東京には、東京・新宿・池袋・品川・渋谷・・・といったものすごい人が行き交う街があります。
これらの町はJR東日本の鉄道だけではなく、東京メトロをはじめとした各種私鉄が通っているので、いわゆる「便がいい」街・駅です。
3Aと呼ばれる赤坂(あかさか)・麻布(あざぶ)・青山(あおやま)といった街もオシャレですし、六本木・広尾といった街も人で賑わっています。
こうした街は地価が高いので、当然家賃も高くなり、人が住むには収入が限定された人だけになりがちです。
出店しているお店もさまざまですが、中には数ヶ月で店を畳んでいなくなるところもあれば、何年も継続して営業をしているお店もあります。
そうしたお店を見て、「あーここは繁盛しているお店だな・・・」とか、「あーここはあまり繁盛していないお店だな・・」と自分なりの視点で見てみると、経営センスが磨かれます。
ここで大事なのは、ただ人が多く出入りしているという「お客の動線」で見るのではなく、こういう工夫がされているからきっとお客が多く集まるんだろうな・・・この店はこんなことをしているから閑古鳥が鳴いているんだろうな・・・と原因分析をしてみることです。
それが訓練につながります。
何気なく歩いている街並みも、ちょっと視点を変えて視るべきところを変えれば、とらえ方がまるっきり変わってきます。
お金をかけずに訓練する方法・・・自分磨きをする方法・・・はいくらでもあります。
サラリーマンのうちにそうした経験を積んでいくと、やがて仕事の中でもそうした洞察力や推理力が役立つときがきっと訪れます。
ひいては、それがビジネスマンになるきっかけになるかもしれないし、将来独立起業するときに追い風になるかもしれません。
繁盛しているお店には何らかの原因がありますし、同様に繁盛していないお店にも必ず何らかの原因があるわけですから、それを見抜けるようになると経営コンサルタントへの道も拓けていくかもしれませんね。